第52回鴨叡会・生命分子化学科セミナーを開催します(11/25)【生命分子化学科】
[2019年11月11日]
第52回 鴨叡会・生命分子化学科セミナーのご案内
生命環境学部生命分子化学科では、各方面で活躍している研究者の方々を講師として招いた「鴨叡会・生命分子化学科セミナー」を開催しています。学内にいながら最先端の研究に触れることが出来る機会です。学年、分野を問わず、広く公開いたしますので、皆様ご参加ください。
【第52回 鴨叡会・生命分子化学科セミナー】
日 時 11月25日(月)14:30 〜
場 所 稲盛記念会館 視聴覚室 (2階)
テーマ 『電子顕微鏡で粘土の原子配列はどのように見えるか』
講 師 小暮敏博 先生 (東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻 教授)
対 象 学生、院生、教職員
粘土あるいは粘土鉱物は地球表層をあまねく覆い、そこでの物質循環や生物・人間活動に深く係わっている。しかし粘土鉱物は一般に低温で形成され、その複雑な組成のために非常に細粒な物質として存在し、また層状珪酸塩という異方性の大きい結晶構造により多型・積層不整や混合層の形成といった複雑で不均一な構造変化を伴なっている。そのため、粘土鉱物の構造やその形成機構には多くの未解明な点が残され、その物性の理解を阻んでいる。演者は長年高分解能透過電子顕微鏡(HRTEM)を用いて、粘土鉱物あるいは層状ケイ酸塩の結晶構造の解明に従事してきた。その原子配列を直接観察することにより、粘土鉱物についてのどのような理解が進んだか、いくつかの研究成果を紹介する。
多数の皆様のご来聴を歓迎いたします。