グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ


大学案内

学長挨拶


ダチョウ博士の塚本康浩です。世界一巨大で、極めて凶暴な鳥の研究を自由にさせてくれている京都府立大学は寛大です。学生さんが何かを生み出すには、しなやかで自由な雰囲気作りが重要だと思いながら学長業を行っております。少しだけですが、僕が思っていることを書かせていただきます。

京都府立大学は面白いですよ。学生さんと教員は殆どが顔見知り、何気ない会釈や挨拶から毎日が始まります。みなさんの性格や出身地、卒業生の就職先なども頭に入っています。巨木と緑が多すぎるキャンパスには、野生動物が来てくれます。サルやトンビ、イタチやタヌキなど、草陰や樹の上、そして上空から個性に富んだ私たちを見てくれています。そんな、府大ならではの気取らない自由な気風が大好きです。

京都府立大学は人間とその文化、生命と環境、地域と暮らしを歴史との相互関係を軸に、世界の未来を拓く研究・教育・社会貢献を深化させています。下鴨キャンパスのすぐそばには鴨川が流れ、大文字山もあります。植物園に加え京都コンサートホールや京都学・歴彩館など多彩な施設が集積する北山文化環境ゾーンに位置しております。交通アクセスも良く京都駅から約20分で到着できます。キャンパス内には講義棟や食堂を始め、図書館、自習室、RI施設、下鴨農場、演習林施設、動物実験棟、昆虫飼育室、コンピューター室、そして多くの実習室があります。クラブボックス街は昭和的風情を漂わせています。けいはんな学研都市に隣接する精華キャンパスには植物系研究室と最先端の付属農場があり、フィールドワークを中心とした実践的な研究・教育が行われています。さらに、多くの民間研究機関と連携した産学公連携拠点施設も配置され、大学の研究成果の社会実装が行われています。私が大好きなダチョウも優雅に暮らしています。また、京都府内に6つの付属演習林があり、学生・教員の教育研究だけではなく、共同演習を通じた他大学や府内高校との連携も深めています。令和3年には、舞鶴市の赤レンガ倉庫にサテライトオフィスを開設しました。趣のある素敵な建物です。京都府の南から北まで、つまり、京都府全域が私たちのキャンパスと言っても良いでしょう。

私たちが専門としている文学、公共政策、生命環境科学は、さらなる発展を遂げていきます。歴史や文学、政策、法律、政治や福祉、そして理学、農学、建築、デザイン、食保健、森林、工学、情報科学など多様な分野が有機的につながっていきます。過去・現在・未来・心理、そして遺伝子から宇宙までが私たちの研究教育分野となります。あらゆる方面から探求の階段を昇っていくのです。そして、京都府立大学は、独自の教育・研究・地域貢献・社会実装力をさらに強化し、唯一無二の「魅せる大学」へと進化していきます。施設整備をはじめ、高度情報教育や国際化の推進、府内高校との密な連携なども着実に進めて行きます。卒業生そして京都府を含む行政機関や民間企業の方々、何卒、新生京都府立大学への御助力をお願いいたします。
さあ! 思いっきり学び、心ゆくままに研究し、そして楽しんでください。

令和4年6月15日
京都府公立大学法人 京都府立大学
学長 塚本康浩

学長塚本康浩

  1. ホーム
  2.  >  大学案内
  3.  >  学長挨拶