第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019が9月1-7日、国立京都国際会館で開催されました。3年に一度開催の国際会議で日本での開催は今回が初めてです。
そのICOM京都大会のソーシャル・イベントのひとつとして、9月4日18時から21時まで、京都府立京都学・歴彩館で国宝「東寺百合文書」収蔵庫の英語による解説ツアー、および、展示室で開催中の「京都学・歴彩館のお宝」展の英語による展示解説が行われ、本学文学部の学生・大学院生が英語ボランティアとして活動しました。
国宝「東寺百合文書」収蔵庫の英語解説ツアーは、1回20分で、10余人のグループを8組、合計100名(定員)の方に収蔵庫を見ていただきました。欧米言語文化学科の4回生2人が、百合文書とは、桐とは、文書の保存・修理方法、世界の記憶登録などを説明しました。各回最後の質疑応答タイムでは、参加者と歴彩館の担当アーキビストの間の通訳を務めました。
また、「京都学・歴彩館のお宝」展では、欧米言語文化学科の2回生2名、歴史学科の3回生1名、英語英米文学専攻の大学院生1名が、それぞれ京都盲唖院関係資料、吉田初三郎鳥瞰図、東寺百合文書、嵯峨本の英語によるスポット解説を行いました。展示室には、18時から21時までの間に218名の来場者がありました。なお、この展示のキャプションの英訳も、欧米言語文化学科と歴史学科の学生が行っています。
英語通訳ガイドおよびキャプション英訳にあたっては、欧米言語文化学科山口美知代教授、山口エレノア准教授が指導にあたりました。