生命環境科学研究科 建築環境工学(環境心理学行動)研究室では,「住まいと住まい方の工夫で熱中症対策」(第2版)を発行しました。
熱中症発症の特徴や、住まいと住まい方の面から熱中症対策の工夫のポイントを、イラストでわかりやすく記載したパンフレットです。
夏期には猛暑や熱波の影響で、熱中症の発生が著しく増えます。初期症状は頭痛、めまいなど、一般的な疲れと誤認するような症状ですが、放置すると怖い「死に至る病」です。死亡者の約80%は高齢者で、住宅内での発症が半数を超えています。
夏期の室内は,エアコンを使用しない場合,熱中症発症の危険が高い温度になっています。
涼しい環境にするポイントは①日よけ,②通風,③断熱です。
2m✕2mの西向きの窓で,日よけをしないと約2000W(電気ヒーター2台分)となります。
日射熱の影響はとても大きいので,日よけはとても大切です。
室内のの温度を下げるという点でエアコンの強みは即効性です。
温度計で室内温度を確認してエアコンを使用しましょう。
<申し込み、連絡・問い合わせ先>
〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町1−5
京都府立大学 生命環境科学研究科 建築環境工学研究室
電話:075-703-5426 FAX:075-703-5426 e-mail:No.varmo.00@gmail.com
<参 考>
ホームページからダウンロードもできます。
http://mat-lab5.com/?cat=18 パンフレット
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表紙写真
目次
1熱中症クイズ
2熱中症発症の特徴
3熱中症の認知は:アンケート調査結果から
4夏期の温熱環境は危険
5熱中症予防に有効な涼しい環境にするポイント
6日よけの工夫例:シェードの実験結果
7温度計を確認しよう
8エアコンを使用して室内をクールに
9暑さ指数(WBGT)とは
10我慢せずに,工夫をしよう!
11水分補給・塩分補給も忘れずに(終わりに)