12月4日(日)、第12回京都から発信する政策研究交流大会(主催:大学コンソーシアム京都)が、キャンパスプラザ京都で開催されました。この大会は、公共政策を学び、探究する京都の大学生・大学院生の研究交流・発表の場として、2005年より開催されています。今回は、個人・団体による65件の口頭発表と16件のパネル発表がありました。
本学からも、公共政策学部2回生の公共政策実習Ⅰゼミが4件の口頭発表と1件のパネル発表を行いました。審査の結果、パネル発表を行った窪田ゼミがパネル発表部門の最優秀賞である大学コンソーシアム京都理事長賞を、見事、受賞しました。京都府立大学としては、初の大学コンソーシアム京都理事長賞の受賞であり、また、2回生が同賞を受賞したのは初の快挙です。
◯発表テーマ
「京都市政策評価制度の結果活用の実態調査を踏まえた改善提言」
○団体名:京都府立大学公共政策学部2回生窪田ゼミ
○メンバー:奥村芽衣、伊藤壽那、大西優香、岡村賢聖、岡村菜央、岸田黎、境大地、高井健太、多田純也、土井梨那子、日高百合江、守本有希(全員、公共政策学部2回生)
○受賞の喜び
この度は、「第12回京都から発信する政策研究交流大会」において、大学コンソーシアム京都理事長賞というパネル発表の部で最高の賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。
私たちは、京都市の政策評価制度の活用実態を調査し、それを踏まえて、評価結果がより活用されるにはどうすればよいのかという改善提言を行いました。その際、アメリカの評価専門家であるマイケル・クイン・パットンが主張する活用志向型評価という理論に注目し、この理論がアメリカのプログラム評価だけでなく日本の地方自治体の評価制度でも通用するのかを調べました。
また、京都市役所市長公室にご協力いただき、実態調査として京都市役所の職員の方々を対象にアンケート調査も実施しました。
今後はインタビュー調査も行う予定で、大会で得た気付きと共に研究に活かし、より充実した内容のものにしていきたいと思います。(文責:奥村芽衣)