本学文学部金澤哲教授編著『アメリカ文学における「老い」の政治学』が刊行されました。
松籟社 (2012年3月)315ページ
ISBN-13: 978-4879843050
目次
アメリカ文学における「老い」の政治学--その背景と意義(金澤哲)
老境のマーク・トウェイン--「落後者達の避難所」を中心に(里内克巳)
ウォートンの過去を振り返るまなざし--最後の幽霊物語「万霊節」(石塚則子)
活力を保ち続ける--ロバート・フロストと老いること(Mark Richardson)
レトロ・スペクタクル--モダニズムの晩年とフォークナーの「老い」の政治学 (山本裕子)
「老い」の/と政治学--冷戦、カリブ、『老人と海』(塚田幸光)
時を超える女たち--ユードラ・ウェルティにおける「女たちの系譜」(金澤哲)
メイ・サートン--老いと再生の詩学(丸山美知代)
高齢者差別社会における「老い」の受容--ジョン・アップダイクの描く「老い」(柏原和子)
成長と老いのより糸--サンドラ・シスネロスの『カラメロ』に見るボーダーランドの精神(松原陽子)
そして誰もが黒くなった--アリス・ランダルの『風は去っちまった』における再生の政治学(白川恵子)