この秋から、中国陝西省西安市の西安外国語大学に、文学研究科国文学中国文学専攻博士前期課程二回生の松本郁恵さんが日本語教師として赴任しました。これは、本学と西安外国語大学の間で二十年にわたって続いている交流協定に基づくものです。また協定による派遣とは別に、同じく国文学中国文学専攻博士前期課程一回生の河井奈美さんも日本語教師として西安外国語大学で勤務することになりました。ともに任期は一年です。二人とも元気で教育に、交流に励んでいます。またこのHP上でその活躍ぶりをお伝えする予定です。
また、やはり協定に基づいて、九月に文学部日本・中国文学科の山崎福之教授が西安外国語大学大学院で集中講義を実施されました。西安の大学院生の皆さんにとっては、本格的な日本古典文学の講義を受ける機会を得ることは大きな刺激になったようです。
一方、西安外国語大学から協定に基づいて着任された劉建強教授は、四月以来、各学部の中国語の授業を意欲的に進めておられるほか、さまざまな取り組みも行ってこられました。
下の写真は、大学院生のために週一回のペースで開催している中国語勉強会の様子です。
劉建強教授による大学院生のための中国語学習会
劉建強教授による職員のための中国語学習会
また、西安外国語大学から本学への編入学生の第一期生はいよいよ最終学年になり、現在意欲的に卒業論文の執筆に取り組んでいますが、学業の進歩にはめざましいものがあります。来年度編入予定の学生も到着するなど、両大学の交流は順調進行しつつあります。
今後の発展にご期待ください。