平成14年度から、文学部歴史学科水本邦彦教授と文学研究科史学専攻の院生、および資料館歴史資料課職員が共同で、資料館所蔵の京都町奉行所関係史料の解読・研究を進めてきました。
江戸時代の京都の都市行政や、庶民生活がわかる貴重な資料群です。
史学専攻では、大学院の演習の一環として取り組んできました。
今年度より、その成果が総合資料館紀要への掲載、資料館ホームページ上での公開などの形で順次公開されることになりました。
平成20年度 「京都町奉行所番方与力覚帳」
平成21年度 「仲ヶ間月番帳抜書」、「町代日記」(天和3年〈1683年〉分)
院生、卒業生の研究論文の資料館紀要への掲載
平成22年度 「町代日記」(正徳元年(1711年)分)
以下、継続して公開
なお、現在、平成25年度公開分の史料読解作業が進行中です。
(1)与力の勤務手引書といえる「京都町奉行所御番方与力覚帳」
(2)与力としての勤務態度や生活全般の注意書等が記された「仲ケ間月番帳抜書」
(3)(5)~(7)代々京都町奉行所の下で民政に関わった町代古久保家に伝来する「町代日記」
(4)二条城御蔵番を勤めた旗本の勤番日記「仮御役中日記」
「仲ケ間月番帳抜書」表紙
「仲ケ間月番帳抜書」本文