ページの先頭です

COC+について

[2020年3月11日]

学長あいさつ

 

 京都府には、森・里・海の豊かな自然と、自然とともに生きる知恵と工夫が蓄積されてきた独自の歴史と文化があります。それらは一様ではなく、地域ごとに、また、そこに暮らす人々の工夫によって多様な文化が生み出されてきました。
 日本は長らく、経済発展中心の社会づくりに奔走してきましたが、大きな自然災害やエネルギーの問題に直面する中で、わたしたちの暮らしを根っこから支えてくれている、大きな自然や大地、海辺の存在にようやく気がつき始めたのではないでしょうか。
 本学は創立120年の豊かな蓄積のもと、内外の文学や文化・歴史、生命とその環境、福祉社会と公共政策など、人間の豊かな生の実現に関わる諸科学・専門分野で、その先端を切り拓く研究と教育に力を注いできました。教養教育においては、京都府立医科大学、京都工芸繊維大学との共同による多様な科目とアクティブな学びとあわせて、京都の歴史・文化、自然、産業などを対象とした「京都学」、京都府を主なフィールドとする「環境共生教育演習」などの地域志向を織り込んだカリキュラムを展開しています。
 また、府内大学と連携した地域公共人材、グローカル人材の育成も進めています。公立の大学として、京都府はじめ自治体・企業等の支援、協力のもと地域に貢献する大学づくりをめざし研究と教育を重ねてきました。
 これらの活動により京都府内の各地域で活躍される様々な分野の方々とのつながりができ、貴重な学びの場となっています。この地域の人材ネットワークを「地域創生COC+人材バンク」として大学教育のしくみに取り入れ、学生たちが自分の将来の進路や生き方を考える上での有益な教育の場として「地(知)の拠点」の構築をめざし、「京都の地域創生」「地域創生フィールド演習」など新たな教育プログラムの開発を進めていきます。
 学生生活は、人間として社会で生きる基本を学び、自分の潜在的な能力を発見し、自分らしい生き方を探求することが許される貴重な期間です。学生たちが大学での学びの集大成として、「地(知)の拠点」で大地に根を下ろして生きる人たちを訪ね、その知恵と工夫に学びながら地域の皆さんと交流、協働し、若者らしい感性と発想で新たな生活スタイルや産業を創造していくことが できれば、これからの未来社会づくりがよりよいもの(well-being)になっていくと期待します。

 

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 (COC+)

 

大学が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、その地域が求める人材を養成するために必要な教育カリキュラムの改革を断行する大学の取組を支援することで、地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目的として「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」を実施するもの。

 

京都の地域創生

科目等

教養教育科目/総合教育科目(選択)

1回生配当 単位:2単位(後期)

授業の目標

 地域には自然とともに生きる知恵と工夫が共同のしくみによって蓄積されている。過疎・高齢化、都市間格差など様々な地域の課題を解決していくため、地域の自然、歴史、文化などの地域資源を基礎としながら、新たな変革の要素として六次産業や社会的企業・地域デザインなどの知識と技法を学び、個別分野や領域を超え、地域を創生していく能力を修得する。

地域創生フィールド演習 Ⅰ・Ⅱ

科目等

教養教育科目/総合教育科目(選択) 2回生配当 単位:各1単位(前期・後期)

概要

 京都府中・北部の各地域で、地域資源を生かした様々な事業を展開している「地(知)の案内人」をグループ単位で訪問し、それぞれの場で2泊3日の体験を通じて地域で生きる知恵と工夫を学ぶ。

目標

① 地域の自然と文化の中で体験し、人間として生きる基本を学ぶ。

② 自分の潜在能力を発見するなど、自分らしい生き方を探求するきっかけをつかむ。

③ 交流と対話を通じ、地域の未来を考える。

演習プログラム

地(知)の案内人が企画する35の演習プログラムの中から希望に応じて選択する。

農業(4)、林産業(1)、漁業(1)、六次産業(2)、農村体験(3)、自然体験(3)、建築・地域デザイン(5)、木工(1)、サービス・コミュニティ(8)、食品開発(2)、伝統工芸(2)、商品開発(1)、鉄道(1)、メディア(1)

時期・期間

各年度5月~3月の間で2泊3日

演習の様子

学生のレポートから

・地域には「人、自然、ものづくり、文化」など可能性がたくさんある。

・地域に対するリスペクトこそが地域をかたちづくっていると思った。

・こんなに人と人との繋がりを感じたことはなかった。対話から得られるものが多く、様々な考え方に触れることができた。

・田舎は不便で少子高齢化というマイナスイメージを抱いていたが、子どもたちも大人たちもやりたいことがあってイキイキとしている。かっこいいな、こんな風になりたいな、と心から思った。

・地方公務員になって地域の過疎化やまちづくりに関わっていきたいと思った。

・田舎には地の豊かさがあって、都会には物の豊かさがある。どっちをとるか実際に暮らすときは難しい。考えれば考えるほど地域創生に対して簡単に提案できるものではないと思えてきた。

・美しい景観や温かい人たちとのふれあい、それらを守るために自分たちに何ができるかを考えていきたい。

・人は1人では生きていくことはできず周りの人とお互いに助けあっていかなければならないことを改めて感じた。

・京都の山間部は、日本の人口減少と移民受入れ問題の縮図であり、最前線なのかもしれない。これからも注目すべき、小さな地域の大きな挑戦を見た。

・人生において大切なものを深く考えさせられ視野が広がった。

お問い合わせ

京都府立大学 京都地域未来創造センターCOC+
電話:075-703-5156
MAIL:info@kpu-coc.jp

COC+についてへの別ルート

ページの先頭へ戻る

Copyright (C) Kyoto Prefectural University All Rights Reserved.