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平成二十年知事年頭あいさつ

[2008年1月4日]

「京都」を日本の「未来の扉」に

京都府知事 山田啓二

 

 府民の皆様、新年おめでとうございます。穏やかな新年をお迎えのことと思います。
 ただ振り返りますと昨年は、景気は好調といわれたものの、実感として格差問題に代表されるように府民の暮らしに直接反映されたとは言い難く、また痛ましい事件が絶えないなど、身近な生活における安心・安全の確保の大切さを、改めて痛感する一年でもありました。
 京都府としても、昨年はまず府民一人ひとりが、できる限り安心して日々の生活を送れるよう、府の北部地域を中心とした医師の確保対策、乳幼児医療費の無料化拡大など地域での子育て応援、安定的な雇用実現を目指した常用雇用の確保対策、ものづくりをはじめとする中小企業への支援、交番の再編整備による警察力強化等に、全力を挙げてまいりました。
 さらには、府民の皆様の力が最大限に生かされるよう、「地域力再生元年」と位置づけ、商店街振興や都市農村交流から子育て支援、環境対策、犯罪防止まで、身近な問題に取り組む府民の皆様を支援する「地域力再生プロジェクト」を積極的に展開してきたところです。
 本年は、こうした試みの上に立って「安心・安全、希望の京都」を目指す「未来の扉」を開けるため、もう一度原点に帰って府政の点検を進め、府民視点に立った府庁の行財政改革をしっかりと実行していかなければならないと思っております。
 さらに、地域力再生のセカンドステージとして、私どもも積極的に現地・現場に出向き、府民の皆様とのネットワークを創り上げる中で、府民の皆様が主役の新たな行政を確立するという住民自治の「未来の扉」を開け、引続き教育・医療・福祉・産業・雇用・環境・文化等の多岐の分野にわたり、京都の新しい魅力や価値の創造に取り組んでまいります。
 「未来の扉」は、もちろん地域力だけではありません。京都には世界に誇る「文化」、そして世界に発信し続けてきた「環境」に対する思いがあります。
 今秋は、世界に誇る古典文学の華ともいえる「源氏物語」の千年紀(ミレニアム)にあたります。今ひとたび、日本文化の原点の一つであるこの汲めども尽きない素晴らしい古典の水脈から、現代の日本が失いかけている大切なものを汲み上げる機会にしたいとこの一年、産学公を挙げ様々な取組が展開されます。平成二三年には京都で「国民文化祭」も開かれますが、日本の文化の「未来の扉」を開けるためにも「京都」の力が求められていると思います。
 そしてこの六月には、京都迎賓館等を舞台に「G8サミット外相会合」が開催されます。ポスト京都議定書に向けた地球環境問題などの重要テーマが話し合われ、北海道の首脳会合と相俟って、ここ京都の地から全世界へメッセージされていくことになります。そのためにも京都市はじめ市町村と連携し、環境を守り景観を維持する試みをさらに充実させなければなりません。ここにも環境の「未来の扉」があります。
 私たちの京都府には、北から南まで、豊かな自然・環境との親和の精神、世界に誇る文化・伝統、独創的な人材や優れたものづくりの技が今も脈々と息づいています。改めて私たちは、「京都」が誇りとする文化と環境に思いを馳せ、地域における信頼と絆をより一層強めていくことによって、京都の「未来の扉」を開いていかねばなりません。
 「安心・安全、希望の京都」づくりのため、本年も全力で京都府政を推進してまいりますので、府民の皆様の積極的なご参加を心からお願いいたします。
 結びにあたり、この一年の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。

お問い合わせ

京都府立大学広報委員会

電話: 075-703-5147 FAX: 075-703-4979

e-mail: kikaku@kpu.ac.jp


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