【概要】
本学公共政策学部の「精神保健福祉士養成課程」では、今春、4期生が卒業しました。
国家試験を受験した全員が精神保健福祉士国家資格を得て、それぞれが自治体の相談・支援担当部署や医療機関・福祉系事業所などで、専門職として活躍しています。
メンタルヘルスにかかわる課題は、今日では、保健・医療、福祉、教育をはじめとしてあらゆる領域に関わるものであり、精神保健福祉士が配置される機関や期待される役割は、年々拡大しています。こうした状況の下で、①現場で専門職として実務にあたっている卒業生に対する専門性維持・向上の支援と、②精神保健福祉士を目指す4回生の専門職としてのキャリア形成支援を目的として、本課程では、今年度から卒後教育プログラムをスタートさせました。
今後は、参加者の実践報告、法制度や援助技術等にかんする専門知識のアップデートのためのセミナー、グループスーパービジョン等を順次、継続的に開催する予定です。
【第1回】 8月1日(土)10:30〜15:00(於 稲盛記念会館)
〇 実践報告
・就労継続支援B型事業所における精神障害者支援とソーシャルワーク実践
(勇川昌史氏・本学大学院M2・社会福祉法人 オリーブの会)
* 参加者14名
【第2回】 9月5日(土)10:30〜15:00(於 稲盛記念会館)
〇 実践報告
・要保護児童対策地域協議会と学校の連携:スクールソーシャルワーカーの可能性
(久木山信光氏・本学大学院M1・元京都府福祉職)
・入院中の精神障害者の権利擁護とソーシャルワーク実践
(上坂紗絵子氏・本学非常勤講師・大阪精神医療人権センター)
* 参加者13名