6月7日、6月21日に「桜楓(おうふう)講座」(春の部)を開催しました。
6月7日(土) 10:00~12:00
生命環境科学研究科教授 大場 修
京都の北部には魅力的な集落や町並みが多く残ります。
すでに重伝建地区に選定されている上賀茂社家町、美山の茅葺き集落、加悦町のちりめん街道、丹後伊根町の船小屋群などはよく知られていますが、洛北地方では「北山杉丸太」の生産集落が美しい佇まいを残し、丹波地方には亀岡、園部などの旧城下町の町並みがあります。さらに丹後地方には日本海に面して多くの沿岸集落が独特の景観と民家を形成し、丹後地方の山間部にも里山景観と一体となった山村集落が点在しています。
今回の講座では、京都市内から亀岡地域の集落や民家、町家について、たくさんの写真や図版を示しながら、わかりやすく説明されました。
大場教授による講義の様子。
開講前には、「ミュージックサークル・Hello」によるパフォーマンスが行われました。
6月21日(土)10:00~12:00
公共政策学部教授 大島 和夫
この講座では、年金制度の現状と変化についてお話しされました。
まず、サラリーマンが加入している公的年制度の概要を説明し、次に、その上に構築されている企業年金や、他の国民年金基金について説明がされました。
今年2月28日、年金積立金管理運用独立行政法人GPIFが、収益性をより高める観点から、先進国の電力や鉄道などのインフラへ投資を始めるとして話題になりました。今までその大半を国債の購入に回していた120兆円もの積立金を持つ世界最大の機関投資家であるGPIFの方針転換です。
これは一体、何を意味しているのか、受講生を巻き込みながら、鋭い分析をされました。
大島教授による講義の様子。
開講前に「森なかま」によるスライドを多用した活動発表がおこなわれました。