生命環境科学研究科 高原 光教授の研究成果が米国の科学誌「Science誌」に掲載されました
[2018年10月12日]
京都府立大学大学院生命環境科学研究科 高原 光教授らのグループの研究成果が8月31日発行のScience誌361巻6405号に掲載されました。
論文タイトル:Past and future global transformation of terrestrial ecosystems under climate change.
温暖化による地球規模の陸上生態系の変化
将来予想される気候温暖化が地球全体の植生に及ぼす影響が,同程度の温暖化がおきた過去(最終氷期から完新世)の植生変化との初めての地球規模の比較により明らかになりました.
世界各地の最終氷期の花粉や種子,葉といった植物化石のデータをもとに,各地の気温上昇と植生変化の程度との関係を分析し,将来の温室効果ガス排出量推移予想シナリオ(RCP8.5*など)による気温上昇に対する植生変化を予測したところ,地球規模で植生景観や植生の構成種,生物多様性の大きな変化が生じることが明らかになりました.
日本の化石データは京都府立大学大学院生命環境科学研究科高原 光教授,千葉大学大学院園芸学研究科百原 新教授が収集しました.
発表資料
気候温暖化が地球全体の植生に及ぼす影響が,過去の植生変化との初めての地球規模の比較により明らかになりました.
本研究の成果は8月31日発行のScience誌361巻6405号に掲載されました。
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