農学食科学部
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農学食科学部の教育の理念・目標
農学食科学部は、「農学」や「食と健康」、「食文化」に関わる諸領域の学術を学際的、総合的に考究することを目的として、人間の生活や産業などの諸活動の向上を図るための自然科学や社会的・文化的な側面に関する普遍的な知識と技術を身につけられるようにします。具体的には、
- 生物機能の開発と高度利用、それらの社会的側面の検証
- 食生活と栄養学に関する課題の解決
- 日本の和食文化の継承・発展ならびにその魅力と真髄の発信
に関わるそれぞれの領域で、第一線で活躍できる人材育成を目標としています。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
農学食科学部では、「農学」や「食と健康」、「食文化」に関わる学術を学際的、総合的に身につけ
た人材育成のため、次の能力や学識を身につけた学生に対し、学士の学位を授与します。
た人材育成のため、次の能力や学識を身につけた学生に対し、学士の学位を授与します。
- 農学や食と健康、食文化に関わる広汎な教養に裏付けられた知識や汎用的技能を習得している
- 農学や食と健康、食文化についての専門的知識や技術を習得している
- 課題を見いだす洞察力と課題解決の筋道を見いだす能力を身につけている
- 広い視野と柔軟な思考力を身につけている
- 培ってきた知識や自ら行った研究内容を的確に表現できる能力を身につけている
- 農学や食と健康、食文化に関わる学問領域について、情報収集や国際的コミュニケーションを行う能力を習得している
- 社会的かつ学術的に高い倫理観を身につけている
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
農学食科学部では、ディプロマ・ポリシーに適う教育を、学部に属する3つの学科ごとの教育プログラムに反映させ、これに基づいて教育・研究活動を行います。
いずれの学科においても、1年・2年次を中心に、全学共通の教養基礎科目、キャリア育成科目、教養総合科目、そして教養展開科目を履修させ、人間としての豊かな教養・汎用的技能を育むと共に、学部共通科目を履修させることにより各分野に共通する生命と環境、文化が関わる自然科学や人文社会科学についての基礎的知識や総合的知識を習得させます。それに加えて、学科専門科目を、1年次以降、段階的に増やしながら履修させることで、それぞれの分野で系統的に基礎から専門に至る知識・技術を習得させます。特に、学科専門科目においては、少人数教育を広く取り入れ、懇切かつ丁寧な教育指導を行うことで、学術に対する広い視野や柔軟な思考力を育みます。学部教育の集大成として、研究室配属を通じて行う個別指導による卒業研究等を行い、課題を見出し解決する能力や表現力、国際的なコミュニケーション力を高めるとともに、学術的な倫理観を身につけさせます。
成績評価は、定期試験、小テスト、レポート課題に加え、主体的に授業に参加しているかについての評価などを基に行います。また、卒業研究等では、履修した内容の習得度を総合的に最終評価します。
いずれの学科においても、1年・2年次を中心に、全学共通の教養基礎科目、キャリア育成科目、教養総合科目、そして教養展開科目を履修させ、人間としての豊かな教養・汎用的技能を育むと共に、学部共通科目を履修させることにより各分野に共通する生命と環境、文化が関わる自然科学や人文社会科学についての基礎的知識や総合的知識を習得させます。それに加えて、学科専門科目を、1年次以降、段階的に増やしながら履修させることで、それぞれの分野で系統的に基礎から専門に至る知識・技術を習得させます。特に、学科専門科目においては、少人数教育を広く取り入れ、懇切かつ丁寧な教育指導を行うことで、学術に対する広い視野や柔軟な思考力を育みます。学部教育の集大成として、研究室配属を通じて行う個別指導による卒業研究等を行い、課題を見出し解決する能力や表現力、国際的なコミュニケーション力を高めるとともに、学術的な倫理観を身につけさせます。
成績評価は、定期試験、小テスト、レポート課題に加え、主体的に授業に参加しているかについての評価などを基に行います。また、卒業研究等では、履修した内容の習得度を総合的に最終評価します。
農学生命科学科
農学生命科学科は、「ゲノムから生産・流通まで」の方針のもと、生物機能の開発とその高度利用技術、それらの社会経済的側面について教育・研究を行い、農業とそれに関連する諸産業の発展に広い視野をもって寄与できる人材を養成します。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
農学生命科学科ではディプロマ・ポリシーを定め、以下の項目を修得した学生に学士(農学)の学位を授与します。
- 豊かな人間性と社会性につながる幅広い教養と技能を身につけている。
- 農学と生命科学の基礎知識を身につけている。
- 植物生産科学に関する教育研究では、生物の生産性向上につながる基礎知識と技術、ならびにその社会科学的側面に関する知識を体系的に身につけている。
- 生物機能科学に関する教育研究では、生物の機能開発につながるゲノム情報、遺伝子機能、生命現象などについての基礎知識を体系的に身につけている。
- 農学と生命科学の分野で未だ解明・解決されていない諸問題に取り組む能力を身につけている。
- 体得した知識や技術を、農業生産やその経営・流通のみならず、食品や医療などを含めた様々な産業分野の発展につなげることのできる能力を身につけている。
- 持続的農業や食料生産の問題について国際的な視野を持ち、それらに取り組める語学力と技術力、倫理観を身につけている。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
農学生命科学科では、生命科学を教育の基盤とし、その上で農学の基礎から応用に関わる幅広い分野の専門知識を身につけられるように、以下のようなカリキュラム・ポリシーを定めています。
農学生命科学科では、植物生産科学と生物機能科学に関して専門性を生かした高度な教育をおこなう。また、必須科目数を減らして選択科目数を増やすことで、学生が各自の興味や目的に沿って必要な知識や情報を体系的に身につけられるようにカリキュラムを構成している。
1 回生では、大学が提供する教養教育(教養基礎科目、キャリア育成科目、教養総合科目)をとおして、語学力を高め、社会の様々な事象についての知識や考え方、ならびに倫理を学び、自然科学の基礎知識を身につける。特に自然科学については、高等学校までに学んだ知識のレベルを越えて、大学レベルでの研究の面白さを学ぶ。これらの教養教育を通じて、様々な事柄を自分自身で考え、理解する大学での学び方の基本を身につける。また、専門教育につながる基礎的な実験・実習を通して、観察や実験についての基礎的技法を学ぶ。
2 回生では専門の基礎知識を幅広く身につける。農学生命科学科の学生として必要な遺伝学、分子遺伝学、植物生理学、動物分子情報学などを学ぶほか、学科の各研究室の専門分野に関する基盤的な講義を受講する。合わせて、生物学実験のより高度な技法を身につける。2 回生までの教育をとおし、学生は自らが将来どのようなキャリアを積み上げるのかの方向性を見定める。
3 回生ではそれぞれの研究室が提供するより高度な専門教育を受ける。生命科学研究の国際性に対応するため、科学英語を必修科目として位置づけ、英語論文の読み方の基本を学習する。また、生物統計学を履修することでその素養を身につける。
4 回生では、植物育種学、果樹園芸学、野菜花卉園芸学、応用昆虫学、 農業経営学、細胞工学、
農業生態学、植物病理学、土壌学、植物成分化学、遺伝子工学、動物機能学、動物衛生学、分子栄養学のいずれかの研究室に分属する。そこでは、3 回生までに身につけた知識や技術を基礎とし、これに加えて各研究室で身につけるべき高度な知識と技術をもとにした卒業研究に取り組む。
研究室ではセミナーによる専攻科目演習によりプレゼンテーション能力を高めると共に、専攻科目実験での結果を整理・議論し、卒業論文にまとめることにより、研究論文を始めとする報告書の書き方を身につける。
農学生命科学科では、植物生産科学と生物機能科学に関して専門性を生かした高度な教育をおこなう。また、必須科目数を減らして選択科目数を増やすことで、学生が各自の興味や目的に沿って必要な知識や情報を体系的に身につけられるようにカリキュラムを構成している。
1 回生では、大学が提供する教養教育(教養基礎科目、キャリア育成科目、教養総合科目)をとおして、語学力を高め、社会の様々な事象についての知識や考え方、ならびに倫理を学び、自然科学の基礎知識を身につける。特に自然科学については、高等学校までに学んだ知識のレベルを越えて、大学レベルでの研究の面白さを学ぶ。これらの教養教育を通じて、様々な事柄を自分自身で考え、理解する大学での学び方の基本を身につける。また、専門教育につながる基礎的な実験・実習を通して、観察や実験についての基礎的技法を学ぶ。
2 回生では専門の基礎知識を幅広く身につける。農学生命科学科の学生として必要な遺伝学、分子遺伝学、植物生理学、動物分子情報学などを学ぶほか、学科の各研究室の専門分野に関する基盤的な講義を受講する。合わせて、生物学実験のより高度な技法を身につける。2 回生までの教育をとおし、学生は自らが将来どのようなキャリアを積み上げるのかの方向性を見定める。
3 回生ではそれぞれの研究室が提供するより高度な専門教育を受ける。生命科学研究の国際性に対応するため、科学英語を必修科目として位置づけ、英語論文の読み方の基本を学習する。また、生物統計学を履修することでその素養を身につける。
4 回生では、植物育種学、果樹園芸学、野菜花卉園芸学、応用昆虫学、 農業経営学、細胞工学、
農業生態学、植物病理学、土壌学、植物成分化学、遺伝子工学、動物機能学、動物衛生学、分子栄養学のいずれかの研究室に分属する。そこでは、3 回生までに身につけた知識や技術を基礎とし、これに加えて各研究室で身につけるべき高度な知識と技術をもとにした卒業研究に取り組む。
研究室ではセミナーによる専攻科目演習によりプレゼンテーション能力を高めると共に、専攻科目実験での結果を整理・議論し、卒業論文にまとめることにより、研究論文を始めとする報告書の書き方を身につける。
栄養科学科
栄養科学科は、生活の質を向上させることを目的として、「食」と「健康」を取り巻く要因を総合的に捉え、望ましい食生活のあり方について教育研究を行い、栄養科学に関する高い見識を持ち、課題解決能力を持った、社会に貢献できる人材を養成します。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
栄養科学科では、幅広く見聞を広め、多面的な視点・価値観を身につけ人生に生かすための教養教育、および食に関する深い知識を学びそれを現場で活用する技能を身につけるための専門教育を行います。食物と食生活をとりまく課題を多面的な視点から捉え、解決能力をもった専門的職業人として社会に貢献できる以下の能力を持った学生に学士(栄養科学)の学位を授与します。
<知識・理解>
<知識・理解>
- 生命科学分野の基礎から専門分野への展開を可能とする基礎学力を身につけている。
- 現代社会の「食」に関する諸問題を理解できる必要な知識を身につけている。
- 研究・開発を推進するための栄養科学の専門的な知識、技能および論理的思考力、問題解決力を有している。
- 社会人として必要な広い文化的な知識およびグローバル社会に対応するための語学力を身につけている。
- 科学的根拠に基づく情報提供や課題解決に活かす能力およびコミュニケーション能力を有している。
- 心身の健康を保持・増進するための知識と実践力を身につけ、責任を持った行動をとることができる。
- 高度な専門的職業人として栄養科学の基礎的研究や教育を担うための学習意欲を持っている。
- 個人および集団の健康・栄養状態等に関する高度な専門的知識および技能を有している。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
1〜2年次には教養と汎用的技能を育成するための教養教育科目と専門的職業人として多面的・総合的に食を考える能力を育成するための基礎となる科目、3年次には多様な専門教育科目を提供します。また、4年次には食と健康に関する課題の発見・解決能力を育成するために、卒業研究として専攻科目実験および演習を提供します。
- 1〜2年次には、大学生、そして社会人として必要な知識や汎用的技能を習得するための教養基礎科目や教養総合科目、卒後の仕事や生活全般における働き方、生き方を創造する能力を習得するためのキャリア育成科目を提供する。さらに専門的職業人として必要な職業倫理や責任感を理解するための導入教育科目や4年間の学びの前提となる基礎科目を提供する。
- 2〜3年次には、専門的職業人として食に関する基本的な知識となる「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能」および「食べ物と健康」に関する専門基礎分野、高度な専門知識と技術を習得するための「基礎・応用栄養学」、「栄養教育論」、「臨床栄養学」、「公衆栄養学」および「給食経営管理」に関する専門分野の講義および実習科目を提供する。
- 3年次以降は、専門科目の講義や実習より習得した知識と技術を統合させ、実践現場における食の専門的職業人としての社会性や他職種との協働性を学ぶために「臨地校外実習」を提供する。
- 4年次には、課題の発見・解決能力を習得し、社会において指導的役割を担う管理栄養士、研究者および教育者などの専門的職業人を志す人材を育成するために、卒業研究として「専攻科目実験」および「専攻科目演習」を提供する。
- 4年間の学修成果は卒業研究(必修)によって行い、その卒業論文の内容と発表能力について評価する。
和食文化科学科
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
和食文化科学科は、次の能力を身につけたと認められる学生に対し学士(和食文化科学)の学位を授与します。
- 未来の和食文化を構想し、現実社会が抱える課題の解決に資する、人文・社会科学から自然科学を包摂した幅広で体系的な知、行動力および審美眼
- 和食文化を他の食文化との比較において相対化し理解できる国際感覚
- 文化、言語、習慣などを異にする他者と対等平等の立場で意見を交わし意思を通じさせるコミュニケーション能力
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
和食文化科学科では、次の方針に基づきカリキュラムを編成します。
- 教育内容 (1)教養教育・社会と自己の関係を往還的に思考し、幅広い知識・視野・感性をもって世界を認識することを通して豊かな人間性を養う。・外国語科目を通じて、異文化を理解し、異なる意見を持つ人々の立場に共感できる能力、および外国語によるコミュニケーション力を育成する。(2)専門教育・さまざまな食の現場(生産、食品加工・製造、流通、調理・接客等)でのフィールドワークおよび演習・実習を低年次から配置し、食をめぐる現代社会の多様な問題を発見・解するとともに、自らその解決の道筋を探るために必要な知識と技術を身につける。・食にかかわる多様な学問領域を文理にわたってカバーする科目を配置し、和食文化を他の食文化との比較において理解するとともに、人類史的な見地からも洞察できるような体系的・総合的な知および審美眼を育成する。・3年次と4年次では専攻科目演習を配置してそれぞれの教員が少人数教育を行い、社会的な協働を果たすために必要な双方向の構想力・発信力・行動力を養う。
- 教育評評価