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京都府立大学 イベント情報

第73回 鴨叡会・生命化学科セミナーを開催します


生命化学科では、各方面で活躍している国内外の研究者の方々を講師として招き、
「鴨叡会・生命化学科セミナー」を開催しています。
第73回 鴨叡会・生命化学科セミナーを下記の通り、開催します。

第73回 鴨叡会・生命化学科セミナー
日時: 2025年11月13日(木) 16時00分~17時00分
場所: 6号館 61講義室
演題: 「活性酸素シグナルの⼆次メッセンジャー「活性カルボニル種」の植物での作⽤」
演者: 真野 純⼀ 先⽣(⼭⼝⼤学 名誉教授)
内容: 活性酸素は好気的代謝のさまざまな反応に伴い,細胞内でつねに⽣成しています。
植物においては,活性酸素はさまざまな環境ストレス(⾼塩分,乾燥など)による⽣育阻害
の主因である⼀⽅,気孔閉鎖や細胞伸⻑などのホルモン応答のシグナル成分としても作⽤し
ます。活性酸素の重要性は広く認められていますが,植物体内の標的分⼦に活性酸素が作⽤
する⽣化学的場⾯は⽬撃されていません。すなわち活性酸素の作⽤機構はじつは未解明です。
演者は,活性酸素が膜脂質を酸化して⽣じるアクロレインなどの「活性カルボニル種」が,
活性酸素の作⽤をタンパク質に伝える⼆次メッセンジャーであることを独⾃に明らかにして
きました。本セミナーでは,演者が約20年間にわたる研究から到達した,活性カルボニル種
の植物における毒性とシグナル作⽤に関する最新の知⾒を紹介し,今後の展望を述べたいと
思います。

多数の皆様のご来聴を歓迎いたします。

◆連絡先◆
~生命化学科 ⾼次細胞機能化学研究室~
佐野 智
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