文学部日本・中国文学科 小松謙教授の著書『水滸伝と金瓶梅の研究』が刊行されました
[2020年12月10日]
文学部日本・中国文学科 小松謙教授の著書『水滸伝と金瓶梅の研究』が刊行されました。
この書物は、中国四大奇書に数えられる『水滸伝』と『金瓶梅』について研究を行ったものです。
第一部では、これまで非常に複雑なため解決困難とされてきた『水滸伝』諸版本の関係について、徹底的な校勘作業を加えることによって明らかにし、それを踏まえて『水滸伝』本文がどのように変化したかを明らかにすることにより、勉強や実用のためではなく、楽しみのために本を読む近代的読書という行為がどのようにして発達してきたか、また現在の中国語がどのようにして確立したかを明らかにしています。
第二部では、やはり従来諸説が乱立する状況にあった『金瓶梅』の作者について、本文の徹底的な分析により隠された創作目的を明らかにし、そこから真の作者の名前を割り出します。
詳しくは汲古書院のホームページ
http://www.kyuko.asia/book/b531398.html
をご覧ください。
発行:汲古書院
A5版 400頁
2020年11月刊
ISBN 9784762966699
定価 10.000円+税
文学部日本・中国文学科 小松謙教授の著書『水滸伝と金瓶梅の研究』が刊行されましたへの別ルート