京都府立大学は、学内組織「新自然史科学創生センター」の設立を記念し、以下のシンポジウムを開催しますので、お知らせします。
<開催概要>
テーマ:新自然史科学創生センターの挑戦~地球圏の過去から未来への橋渡し~
日時:8月7日(土)〜8月8日(日)
会場:京都府立大学下鴨キャンパス 稲盛記念会館 1F 104教室
*対面・オンライン併用開催(要事前参加申込)
主催:京都府立大学 新自然史科学創生センター
後援:京都府(申請手続中)、京都市(申請手続中)、京都植物バイテク談話会
<新自然史科学創生センター(Center for Frontier Natural History)概要>
設立:令和3年4月1日
機能:従来の研究体系の枠組みを超えて、地球上の多様性と環境に関する学術研究と情報
発信を行う。
代表:センター長 佐藤 雅彦(生命環境学部細胞動態学研究室教授)
H P: https://www.cfnh-kpu.com/
<シンポジウム趣旨:温故知新(古きを訪ねて新しきを知る)>
地球の46億年の歴史の中で、人類の歴史は、ほんの一瞬にしか過ぎません。しかしながら、この短い歴史の間に、私達人類は、地球の生態系に重大な影響を与え続け、その結果、いま地球環境は、6度目の大量絶滅とも言われる重大な危機に瀕しています。このような状況のなか、私達は、地球の歴史や生態系のメカニズムに学ぶことで、持続可能な未来を創造することが必要なのではないでしょうか?本シンポジウムは、地球の歴史や生態系に学ぶことで、今生きている私達が、豊かな地球環境を未来に残すために何をすべきなのかを考えることを目的として開催します。
<プログラム>
Day 1 8月7日(土) 開場12時 開演13時
●来賓挨拶(ビデオレター)
■杉野 剛(文部科学省研究振興局長)他
●講演
■山極 壽一(総合地球環境学研究所所長、京都大学前総長)
「自然と文化の複合的なつながりを目指して」
■戸部 博(京都府立植物園園長,京都大学名誉教授)
「植物園と大学」
■田中 正之(京都市動物園生き物・学び・研究センター長)
「自然への扉としての動物園 ーさまざまな機関との連携を活かした取り組みー」
■長澤 淳一(京都府立大学客員教授,京都府立植物園前園長)
「京都の絶滅危惧植物」
■塚本 康浩 (京都府立大学学長)
「ダチョウ学的世界観」
Day 2 8月8日(日) 開場12時 開演13時
●講演テーマ:新自然史科学を創生する〜Unlimited な自然史科学を目指して〜
■中尾 淳(京都府立大学生命環境学研究科)
「塵も積もれば土となる? 〜生態系基盤の10万年史を追う〜」
■東樹 宏和(京都大学生態学研究センター)
「むし・きのこ・植物:生物どうしのつながりを読み解く科学」
■武田 征士(京都府立大学生命科学研究科)
「変化アサガオ研究から見えてきた、花びらをまっすぐ伸ばす積極的なメカニズム」
■柿嶋 聡(国立科学博物館分子生物多様性研究資料センター)
「フィールドと実験室で、6年に1度咲く植物のなぞを探る」
■須田 啓(埼玉大学理学部)
「触られたことを"感知"して虫を捕らえる植物ハエトリソウ」
■平野 朋子(京都府立大学生命環境科学研究科)
「おいしい家をつくる虫のすごい能力を探る」
■大島 一正(京都府立大学生命環境科学研究科)
「1種が2種に分かれるとき:図鑑には書いていない昆虫の多様性」
<取材上の留意事項>
1 取材を希望される場合は、8月6日(金)中に、下記担当までメールにて、社名・取材担当者名・人数をお知らせください。
2 稲盛記念会館入場時、玄関に設置している体温計の計測及び手指のアルコール消毒をお願いいたします。また、スタッフに取材の旨をお伝えください。
3 37度5分以上の熱がある方、マスク非着用の方の入館はお断りいたします。
4 会場内では、スタッフの指示に従っていただきますようお願いいたします。
5 会場内は、換気のため出入口や窓を開放することがあります。
プレスリリース(新自然史科学創生センター設立記念シンポジウム)
プレスリリース(新自然史科学創生センター設立記念シンポジウム)