文学部歴史学科岡本隆司教授著『東アジアの論理』を刊行
岡本隆司著
中央公論新社 256頁
2020年3月発行
定価:本体820円(税別)
ISBN:978-4-12-102586-9
強権的な姿勢を強める習近平政権、慰安婦問題や徴用工判決で悪化する日韓関係......。中国や韓国は同じ「漢字・儒教文化圏」に属すと言われるが、日本人にはわからないことだらけだ。日本には日本の立場がある一方、両国にもそれぞれ固有の思考・論法があり、それを理解するには歴史をひもとくのが最善である。本書は、近年の時事的な話題を切り口に、歴史的アプローチから日本・中国・韓国の違いを知るためのヒントを示す。
【目次】
はじめに
1 歴史から見た中国政治
2 皇帝制度と指導者論
3 中国経済を見る眼
4 中華意識と儒教的世界観
5 韓国の論理
6 日本の対中観と対外観
7 東アジアと日本の運命
8 歴史学の役割
あとがき
参考文献