2020年2月15日KPUPSW交流会が稲盛記念会館で行われました。
この交流会は精神保健福祉士課程の1期生が卒業された1年後の2013年から始まり、今回で8回目となります。
交流会は5期生の中西さん、堀田さんの司会進行のもと進められました。冒頭の学部長の中島先生のご挨拶では、京都府立大学の現況、旧資料館の今後など周囲の環境についてお話しいただきました。山野先生からはこの交流会の広がりについて、また精神保健福祉士養成課程の現状についてのご報告がありました。卒業後も学びあえるつながりをこれからももてるように、無理なく続けていける会にしてほしいというお話もありました。続いて在学生の近況報告があり、サークル活動や就活、卒論などの学生生活やその後の進路について現時点での思いを聞くことができました。
後半は2期生の加藤さん、村岡さんの司会で「〇年目の今話したいこと」をテーマに、「ワールドカフェ形式」でのグループワークを行いました。ワールドカフェ形式は、共通のテーマについて各テーブルでの話を引き継ぎながら、メンバーを入れ替えて話し合います。グループワークでは、「自分がやりたいことは何なのかわからない」「就職先をどう考えて決めましたか」「休日は何をしていますか」「実習が不安で」という在学生の悩みや質問に卒業生が自分のことを思い出しながらコメントする場面や、現在の職場での経験などを話す場面がみられました。在学生にとっては卒業後の実際を感じられる機会になったのではないかと思います。また仕事や生活、それぞれの関心ごとなど、他の参加者の話しを聞くことや自分の経験を話すことを通して、卒業生にとっても新たな気づきを得られ、自分自身を振り返ることができたのではないかと思いました。
今回の交流会はグループワークの時間を多くとり、メンバーを入れ替えながら行いました。そのためいつもより多くの参加者と話すことができ、よりいっそう親睦を深める機会となりました。
(報告:公共政策学部 福祉社会学科 2015年度卒・5期生 久保幸子)
【日時】 2020年2月15日 13:30~17:30
【会場】 京都府立大学 稲盛記念会館 204教室・会議室
【タイムスケジュール】
第一部:13:30~14:10
開催の挨拶(学部長 中島先生)
精神保健福祉士養成課程の報告(山野先生)
在学生・卒業生の近況報告
第二部:14:30~17:30
グループワーク(ワールドカフェ形式)
テーマ:「〇年目の今話したいこと」
まとめ
【参加者】 29名 (卒業生16名、在学生9名、学内教員3名、学外教員1名)
【精神保健福祉士とは?】
1997年に誕生した精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格です。国内では、1940年代後半より精神科病院等に配置され、資格制定以前はPSW(Psychiatric Social Worker)と呼ばれていました。
現在、国内ではソーシャルワーカーの国家資格には、主に精神障害のある方の支援を専門とする「精神保健福祉士」と、それ以外の領域の問題を幅広く扱う「社会福祉士」があります。資格の別にかかわらず、いずれもが、「ソーシャルワーク」を実践する専門職である「ソーシャルワーカー」です。
本学では、2008年の精神保健福祉士養成課程開設以降、卒業生のほぼ全員が国家資格を取得して、保健・医療・福祉の現場で活躍しています。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/nation/psw.html (厚生労働省のHP)
http://ifsw.org (International Federation of Social Work=国際ソーシャルワーカー連盟のHP)
中島学部長からのご挨拶。
ワールドカフェ形式のグループワークでより親交をより深めました。
グループワークの最後には、皆で話し合ったことを共有しました。
今年度で退官される中島学部長と参加者全員で記念撮影!