歴史学科ACTRによる京田辺市歴史資料整理ボランティアを実施
文学部歴史学科では、昨年度から京田辺市教育委員会と連携して、地域貢献型特別研究「京都歴史資料の調査・活用・公開-舞鶴幼稚園と京田辺市-」(研究代表者東昇)を進めています。昨年度実施した市民ボランティアと学生の歴史資料の共同整理作業に続いて、今年度は歴史資料整理の方法を学びながら、市民が歴史資料整理ボランティアに携わる事業を実施しました。
内容
場所 京田辺市役所会議室
日時 2015年11月13日~1月8日 3回
第1回 2015年11月13日
・東昇(文学部歴史学科准教授)歴史資料の整理、写真資料の整理法を講義
・京田辺市所蔵の大正・昭和期の写真雑誌『歴史写真』を各人が選定し、その内容について目録を作成
第2回 2015年12月4日
・竹中友里代(文学部歴史学科特任講師)地域に残る写真の特徴を講義
・『歴史写真』の目録作成
第3回 2016年1月8日
・『歴史写真』の目録作成
・参加者が所蔵する地域写真・歴史資料を持ち寄り、内容の検討
毎回15~20人の市民ボランティアが参加し、熱心に取り組んでいただいた結果、『歴史写真』の資料目録作成が進みました。それぞれの皆さんの関心で写真を選択していただき、市民の視点の重要性を再認識しました。また地域歴史調査の基本である、市民が自らの資料を、自らの手で整理していく活動を、大学の研究者がどのように参加し、支援していくか考えるよい機会となりました