生命環境科学研究科主催による「きょうと農商工連携等人材育成のための研修・実習講座」の第1回講座を、10月3日(土)に京都テルサを会場に開催しました。
この講座は、全国中小企業団体中央会の支援により、農業分野における付加価値の高い新商品の生産と、商工業分野における流通・消費者ニーズを踏まえた販売戦略の双方を構築・実践できる人材を育成することを目的として開催するものです。
竹葉学長の「本学で行われている京野菜や京丹後米の先端的研究などを農商工連携による新しいビジネスモデルに是非活かしてほしい。」との挨拶を皮切りに、40名の研修生を対象とした4か月にわたる計12回の研修がスタートしました。
今回は、久保生命環境科学研究科長による「農商工連携の意義と研修のねらい」に続き、食味ランキングで特A評価を2年連続取得している京丹後米を題材に、京都府農林水産技術センター 丹後農業研究所の中村所長と生命環境科学研究科・増村講師による講義が行われました。
各講義終了後も20分以上にもわたる活発な質疑応答が行われ、受講生からも積極的な提案がなされるなど、大変有意義な講義でした。
今後は、京野菜の機能性、カーボンフットプリント、植物工場などをテーマとした24コマの講義と、京丹後農家の視察研修、生命環境学部附属農場での研修、京野菜を使った調理実習などの多彩な実習・視察研修を実施していきます。
なお、この研修については、まだ数名の余裕がありますので、ご興味のある方はこちらから受講申し込みをしてください。