京都府立大学と林野庁近畿中国森林管理局は、2013年11月に連携と協力に関する協定を締結し交流を続けています。今年度も近畿中国森林管理局との連絡調整会議が以下の通り開催されました。
日時:2018年1月23日(火)16:00‒17:50
場所:京都府立大学 稲盛記念会館 会議室
当日の会議に先立ち、大枝演習林にて「地上レーザ測量地の現場視察」というテーマで現地検討会がありました。
大枝演習林での現地検討会
連絡調整会議では、府大側からは森林科学科教員を中心に9名が出席し、連携している取り組みについて近畿中国森林管理局から以下の通り報告がありました。
1.大学から局への協力
(1)各種委員会等での指導・助言(5件)
(2)各種検討会・イベント等への講師派遣(1件)
-森林官フォローアップ研修(大野演習林)
2.大学と局との連携
(1)共同試験(1件)3.大学への協力
(1)調査フィールド等の提供(3件)
そして、今後連携して取り組みたい分野・事項(6件)の紹介がされました。
次に,京都府立大学からの取り組み紹介として、これまでに国有林内で行われた研究成果について教員から以下のような5題の発表がありました。
1.長島啓子 准教授「航空レーザおよび地上レーザによる大枝演習林の森林調査」
2.田中和博 副学長 「スマホによる大枝演習林ガイドマップの表示と現在位置の確認」
3.糟谷信彦 助教「早生樹センダンの広域植栽試験と 学校環境教育の実践」
4.三好岩生 助教「嵐山国有林に見る森林の変化と土砂移動」
5.高原 光 教授「十勝東部森林管理署管内 雌阿寒岳アカエゾマツ林花粉生産量の研究紹介」
終始活発な質疑応答がなされる中終了時刻となり、今後の連携の重要性を再確認した会議となりました。
連絡調整会議の様子
近畿中国森林管理局との連絡調整会議を開催しましたへの別ルート