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京都府立大学の取り組み

福祉社会学科 精神保健福祉士養成課程卒後教育「第33回ソーシャルワーク実践研究会」/Continuing Education for Social Workers in Mental Health


児童虐待の最前線での3年間を振り返って(吉田菜々子さん・本学公共政策学部 福祉社会学科 2021年3月卒)

公共政策学部 福祉社会学科では2015年より、主にメンタルヘルス領域で働く本学出身のソーシャルワーク専門職を対象とした卒後教育をクローズド形式で提供しています。

今回はプログラムの前半で、エビデンスに基づく実践(Evidence Based Practice: EBP)の前提となる記録の蓄積のために、実践報告/研究についてその意義とアウトラインなどを学びました。

続く後半でスピーカーを務めてくれた吉田さんは、社会福祉士資格を取得して公務員として働く社会人3年生。卒後すぐに配属された児童自立支援施設や、今春から異動になった児童相談所での経験についての振り返りをていねいに語ってくれました。虐待ケースの支援は精神科領域と関わることも多いことから、参加者からは吉田さんへの共感やエールと共に、それぞれの現場での思いが分かち合われました。

今回の参加者は1期生から11期生まで年齢も経験年数も、そして勤務先の種別もさまざまでしたが、気兼ねなく心の内を言葉にでき、互いに受け止め合える雰囲気は、本当にかけがえのないものだと感じました。改めて、京都府大出身という絆の力を実感する1日になりました。

【第33回ソーシャルワーク実践研究会】
日時:2024年1月13日(土)13:00〜17:30
会場:本学 稲盛記念会館 2階会議室
参加者:9名(卒業生7名、教員2名)

発表に聴き入る参加者

発表に聴き入る同期と先輩

精神保健福祉士とは?/ Social Workers in Mental Health?

【精神保健福祉士とは?】
国内のソーシャルワーカーの国家資格には、主に精神障害のある方の支援を専門とする「精神保健福祉士」と、それ以外の領域で活躍する「社会福祉士」があります。いずれも「ソーシャルワーク」を実践する専門職である「ソーシャルワーカー」です。

精神保健福祉士は、1940年代後半より精神科病院等で精神障害者の相談支援にあたってきた、PSW(Psychiatric Social Worker)の活動を礎とする形で、1997年に創設されました。

本学では、2008年に精神保健福祉士養成課程を開設し、2012年3月に最初の卒業生を送り出して以来、卒業生のほぼ全員が国家資格を取得し、保健・医療・福祉の現場で活躍しています。

精神保健福祉士や社会福祉士などの社会福祉専門職に関心がおありの方は、以下のサイトもぜひご覧ください。
厚生労働省による精神保健福祉士紹介
公益社団法人 精神保健福祉士協会
公益社団法人 日本社会福祉士会
国際ソーシャルワーカー連盟/International Federation of Social Workers
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