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第11回ソーシャルワーク実践研究会 開催(公共政策学部 精神保健福祉士養成課程)

[2018年1月23日]
 本学精神保健福祉士養成課程では、卒業生(現在29名)を対象として年間6回の教育セミナーを実施しています。

 今回の報告者は、社会人2年目の中野 綾さん。2016年3月に卒業した精神保健福祉士養成課程5期生です。地域医療の拠点機能を果たしている総合病院にある精神科の機能・役割の説明、自分自身の日々のソーシャルワーク実践の紹介に続いて、その過程で経験しているジレンマについて丁寧な報告がありました。自身の実践を真摯に振り返り、「これでいいのか?」と自問自答する様子からは、良き先輩方に大切に育てていただいていることがわかるような、成長ぶりが伝わってきました。

 発表と質疑の後は、ラウンドテーブルディスカッションを行いました。なごやかな雰囲気の中、今回4名が参加した1回生からも、「いつごろ精神保健福祉士を目指そうと思ったのか?」「就職活動はいつ頃から始めたのか?」などをはじめとして、多くの質問が出されました。また、「ソーシャルワーカーはすごく立派な人だと思っていたので、目指したいけれど自分にできるか不安だった。でも、資格を取って働いている人も迷ったり悩んだりすることがあるのだと知って、安心した。」「特に精神科で働くのは難しそうだから、自分なんかには無理だと思っていたけど、詳しく話を聴いて関心が深まった」といった感想などがありました。

 発表やその後のやりとりを通して、国家資格の取得は専門職の世界の入場券のようなもので、資格を持っているということが、必ずしも専門職としての実践力を保証するわけではないことや、就職後も研鑽を積み続けることが不可欠であるということが共有化できたのではないかと思います。

 今回は、卒業生にとっては自分の実践を振り返るきっかけになり、在学生には精神保健福祉士に限らずソーシャルワーカーという職業の実際と魅力に触れる機会になったのではないかと思います。


【第11回ソーシャルワーク実践研究会】 

 日時:1月20日(土)14:00〜17:00

 会場:キャンパスプラザ京都 第4講義室

 報告者とテーマ:中野 綾さん(独立行政法人 国立病院機構 舞鶴医療センター)

         「実践報告 —総合病院のPSW2年目としてー」

 参加者:11名(卒業生4名 在学生名6 教員1名)

 

【精神保健福祉士とは? 】

 1997年に誕生した精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格です。国内では、1940年代後半より精神科病院等に配置され、資格制定以前はPSW(Psychiatric Social Worker)と呼ばれていました。

 現在、国内ではソーシャルワーカーの国家資格には、主に精神障害のある方の支援を専門とする「精神保健福祉士」と、それ以外の領域の問題を幅広く扱う「社会福祉士」があります。資格の別にかかわらず、いずれもが、「ソーシャルワーク」を実践する専門職である「ソーシャルワーカー」です。

 本学では、2008年の精神保健福祉士養成課程開設以降、卒業生のほぼ全員が国家資格を取得して、保健・医療・福祉の現場で活躍しています。

  http://www.mhlw.go.jp/kokoro/nation/psw.html (厚生労働省のHP)

  http://ifsw.org(International Federation of Social Work=国際ソーシャルワーカー連盟のHP)

 

報告者と参加者の質疑も活発に行われました。

プロジェクターを使った報告と質疑の後、ラウンドテーブルディスカッションを行いました。

お問い合わせ

公共政策学部 福祉社会学科 山野研究室
email: n_yamano@kpu.ac.jp

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