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【学長メッセージ】失われた命を胸に刻んで ~12.16を前に~

[2016年12月12日]

飲酒によりかけがえのない命が失われるという痛恨の出来事から1年が経とうとしています。

当時、すべてのみなさんが、深い悲しみと悔やみきれない思いに胸をいっぱいにされたことと思います。

 直後に設定された研修の場では、大学としての規律順守に向けた厳しい対応が示されるとともに、学生のみなさんからは、悲劇を繰り返さないために自ら行動を起こしていきたいという思いも語られました。

 その後、学内の規制強化や注意喚起といった対処策にとどまらず、授業の一環としてアルコール・薬物についての学習の機会も新たに設けられています。また、クラブ・サークル等においても、飲酒にとどまらず、節度ある学生生活や安心・安全についての意識の向上を図る取組が、行事の在り方やルールの見直しなど、種々行われてきていますが、安易な行動に陥らないようみなさんの一層の自覚を求めます。

 大量の情報があふれ、変化の激しい今日の社会にあっては、どれほど大きな衝撃をもって受け止められた出来事でも、時の経過とともにその印象は薄れがちです。その意味で、この機会に、前途ある命が絶たれた事実をあらためて思い起こし、その重みを互いにかみしめたいと思います。

 日々の報道に接する中では、残念なことに、飲酒にまつわる事件・事故は後を絶ちせん。もとよりお酒は身近なものであり、生活の様々な場面で、手軽なストレス解消やコミュニケーションの円滑化のプラス要素となっています。同時に、飲酒運転による事故や依存症による生活破壊は深刻な社会問題となっています。さらに、いわゆる危険ドラッグが、インターネットによって容易に手に入る環境が生まれ、小学生にまで危険が及んでいる状況すらあります。そのように多くの危険に囲まれた環境の下では、学生生活においても、みなさんひとり一人の自律性と互いを支え合うつながりが強く求められます。

 12月16日には、学生のみなさんの手による追悼の集いが学内で催されると聞いていますが、当日は、各自がそれぞれの場所で、哀悼の意と二度と悲劇を起こさない誓いを新たにされることを願っています。  

 2016年12月12日         学長 築山  崇

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