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平成22年度桜楓講座(春の部)を開催しました

[2010年6月11日]
5月21日、6月4日に「桜楓(おうふう)講座」(春の部)を開催しました。

Aコース:アジサイとアルミニウム―花色の不思議を原子の目で見る―

5月21日(金)18:15~19:45

生命環境科学研究科教授 春山洋一

 梅雨時に色彩を変えるアジサイは万葉集の昔から愛され、日本から世界に普及しました。七変化と言われる花色の不思議さは100年程前から調べられ始め、普通の植物には毒になるアルミニウムを取り込んで花色を変化させていることが分かりつつあり、私たちはイオン加速器を用いて、高速ヘリウムイオンをアジサイに打ち込み、原子から発生するX線を測定する方法を用いて、アジサイ中のアルミニウム濃度を直接測定しました。また、1ミクロン程度に細く絞れるイオンビームの特徴を活かして、葉の断面のアルミニウム分布を調べてみました。講演ではアジサイの歴史やイオンビームを用いた測定方法、その結果などについて説明がありました。

Bコース:原爆投下目標としての京都―京都から「空爆」の歴史を考える―

6月4日(金)18:15~19:45

文学部准教授 小林啓治

 京都が爆撃を免れたのは、アメリカによる文化財保護政策のおかげであり、その恩人はウォーナー博士である、という俗説(美談)はいまだに根強く信じられています。どのようにしてその俗説が生まれ、日本人の頭の中にインプットされていったのか? 京都が空襲から免れた本当の理由とはなんだったのか?
 戦前、人々は美談によって戦争に動員されたが、戦後の美談はアメリカの占領政策を円滑に進めるために作り出されました。講演では、俗説によって隠された国際政治の過酷な現実に光をあて、京都と原爆との関わりを見つめながら、現代の「空爆」の歴史について話がありました。

お問い合わせ

京都府立大学企画課

電話: 075-703-5147 FAX: 075-703-4979

e-mail: kikaku@kpu.ac.jp


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